リンパ芽球性リンパ腫、働きながら子育て

2013年4月、母がリンパ芽球性リンパ腫に。同じ病気の方のブログから、治療方針や病院選びまで、とても助けられました。誰かの役に立てればと思いブログをはじめました。 日々の育児についても書いていきます。

抗がん剤治療を6クール行う

 

母の治療について、前回の日記「医師から説明を受ける。「え、聞いてないの?」」の続きです。

 

さて、2013年4月、入院初日に医師からあらためて病気の詳細を聞き、父が家族や兄弟に詳細を教えてくれました。治療により、5~6割の確率で長期生存が見込めることがわかり、光が見えてきました。

やっと病名がわかったので、私もネットで調べ、だいたいのことがわかりました。その時点で、医師の説明に過不足はないと思いました。

ただ、めずらしい病気なのか、ネットの情報自体が乏しいようにも感じました(その時点では、ということですが)。blogもとても少なかった記憶があります。(今は増えているように感じます)

 

いろいろ総合すると、初発に関しては、とにかく決まったコースと組み合わせの抗がん剤治療が有効であろう、ということでした。

そして、この当時の主治医から言われていたことは、再発した場合、移植しか治る道はないものの、高齢(当時63歳)であることを考えると移植ば厳しいのではないか。再発の場合は後がないかもしれない、ということでした。
★しかし、実際は再発後にセカンドオピニオンを経て臍帯血移植をし、現在も生きています。

 

そこで、母は、とにかくできることはやるぞ!生きるぞ!という意欲をもって、抗がん剤治療にのぞみました。幸い、脱毛と白血球低下時の発熱以外の目立った副作用はなく、(もちろん発熱時はとてもつらかったようですが)、なんとか前8クール中6クール目まで抗がん剤を続けることができました。(のちに医師から聞いたことによれば、8クールまで投与できる人は全体の1割で、副作用または体力のかねあいで、最後まで投与できないそうです)

 

ただ、母は5~6クール目くらいから手足のしびれが出始め、おそらく副作用だから、最後まで投与しないほうがいいということになりました。がん細胞そのものは、1クール2クールあたりから確認できなくなり(寛かい)、6クールでも十分ではないか、それより副作用のほうが重大では、との判断でした。